2023-01-01から1年間の記事一覧

P.F.ドラッカー『マネジメント 第20章』【要約】

‐第20章 サクセスストーリー:日本企業、ツァイス、IBMまとめ‐ 驚異的な実績を残した企業のケーススタディ。「権限」をまとめ上げるのではなく、「責任」を中心にまとめ上げることを通じてマネジメントを行うこと。 本章からの抜粋は以下とした。 1. 日本の…

第2回 ドラッカー読書会を開催します!-2024年1月20日(土)

ドラッカーの名著「経営者の条件」を読み進めていきます。今回は「第2章❖汝の時間を知れ」です。成果を上げるための時間管理を中心に学んで行きます。 第2回 ドラッカー読書会 お申込み方法 当日のアクセス 第2回 ドラッカー読書会 日時:2024年1月20日(土) …

ドラッカー・読書会を開催しました(2023年12月16日)

みなさまこんにちは。このような形でごあいさつするのも初めてですね。 ブログ執筆者の上田智之と申します。このような一部のマニアしか見ない特別な方々(どういう方だよ。笑)にドラッカー・読書会の実施報告です。 実施日と会場の様子 ドラッカー・読書会…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第19章』【要約】

‐第19章 仕事と労働:その理論と現実 まとめ‐ 仕事上の人間関係は互いの尊重の上に成り立たなくてはならず、その際、マネジャーは各種理論の正しさではなく「自分の状況には何が適しており、今の状況で自分はどのように仕事と部下をマネジメントすればよいの…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第18章』【要約】

‐第18章 仕事の生産性を高める(2):管理とツール まとめ‐ プロセスを管理する必要はあるが「管理する対象は、仕事であって働き手ではない」という点を押さえること。管理は働き手のツールであり、ツールに働き手が使われるようなことがあってはならない。…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第17章』【要約】

‐第17章 仕事の生産性を高める(1):仕事とプロセス まとめ‐ 働き手の労働意欲を満たす第一歩は、仕事の生産性を高めることである。仕事の生産性を高めるには「分析」「統合」「コントロール」「ツール」を用意するステップが必要とされる。また、多くの組…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第16章』【要約】

‐第16章 仕事、労働、働き手についての知見 まとめ‐ 労働には生理、心理、社会、経済、権力といった各種側面があるが、マネジャーは五つをまとめてマネジメントする必要がある。これらの諸側面のうちどれかひとつを唯一の特徴であるかのように論じるのは根本…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第15章』【要約】

‐第15章 かつてない現実 まとめ‐ 知識労働と知識労働者の台頭等により、知識労働者の生産性の向上や達成感を満たすことが社会の中心的なテーマとなった。生産性を高めるのは、働き手自身による動機づけと方向性付けだけであり、達成意欲を持たない限り生産性…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第14章』【要約】

‐第14章 公的機関の成果を高めるマネジメント まとめ‐ 公的機関の分類・ニーズ等がメインのため、教訓のみの抜粋とした。 【筆者追記】 第Ⅰ巻をまとめ終わりました。インスタント情報がもてはやされる中、完全逆行?の本サイトを見ていただきありがとうござ…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第13章』【要約】

‐第13章 例外とそこから得られる教訓 まとめ‐ 公的機関・準公的機関ケーススタディのため、教訓のみの抜粋とした。 1. 例外 ~ 明治日本の教訓 2. 市場アプローチと社会主義競争 1. 例外 ~ 明治日本の教訓 ・公的組織の舵取りをする人々は、組織の本分は何…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第12章』【要約】

‐第12章 公的機関はなぜ成果を生まないのか まとめ‐ 予算型組織にとっては、より多くの予算を獲得すれば成果を出したことになる。予算をどれだけ獲得できるかで活動ぶりを見極めようとする姿勢は効率とは相いれず、事業の目的を明確にしづらいことも伴って、…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第11章』【要約】

‐第11章 多彩な組織が支える社会 まとめ‐ 公的機関は、企業内の間接部門同様、現代社会において文字通りの成長セクターである。マネジャーの仕事や任務、組織の構想や仕組み、トップの体制においても、さして違いはないにも関わらず、実績は芳しくはない。公…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第10章』【要約】

‐第10章 戦略的プランニング:起業家的な技能 まとめ‐ プランニングの本質は、将来についての知識をもとに現時点で判断を下すことにある。リスクを伴う意思決定をするかしないかについては、経営陣には選択の余地はなく、経営者である以上は当然の役割と認識…

【告知】ドラッカー・読書会のご案内

P.F.ドラッカーの名著『経営者の条件』を使用した課題図書型の読書会を開催します。 いろいろな観点に気づき、実践して、共に成長を実感できるような読書会にしたいと考えています。お知り合いの方にもシェアして頂けるとありがたいです。お申し込みの際に「…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第9章』【要約】

‐第9章 戦略、目標、優先順位、仕事の割り振り まとめ‐ 目標設定の土台となるのは、マーケティングとイノベーションである。他のすべての分野は、マーケティングとイノベーションの目標達成を支えることが行動目標となる。企業は以下の目標設定を必要とする…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第8章』【要約】

‐第8章 目標の威力と狙い まとめ‐ マークス・アンド・スペンサーのケーススタディ。確認項目の羅列が多いため、抜粋のみとした。 【筆者追記】 本来の目標管理(MBO)のフレームはかくあるべしといった内容です。ポイントを外すと、形骸化しやすい施策のた…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第7章』【要約】

‐第7章 企業の目的と使命 まとめ‐ 鋭い洞察に裏打ちされた明快かつ簡潔な理論を持つことが、企業を真の繁栄へを導く条件となる。そのためには、「自社の事業は何か、何であるべきか」という問いが必須となる。そして、使命と目的を明確に定めて初めて、現実…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第6章』【要約】

‐第6章 企業とは何か まとめ‐ 企業活動とはマーケティングとイノベーションを通して顧客を創造すること。この解釈に従うと、企業のマネジメントは必然的に起業家的な性質を持つ。従って、経営陣は適応よりも創造に努めること。環境への受け身での対応ではな…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第5章』【要約】

‐第5章 企業のマネジメント:シアーズ・ローバックの事例 まとめ‐ ケーススタディのため、以下、重要点の抜粋のみとした。 ・ビジネススクールがケーススタディで取り上げるのは、たいていは失敗例、もしくは何らかの問題を抱えた事例である。しかし、成功…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第4章』【要約】

‐第4章 マネジメントの諸側面 まとめ‐ マネジメントの職務は自己充足的なものではなく、果たすべき務めによって決まり形作られる。企業の使命、目的、戦略を理解しない限り、マネジメントの職務は実り多いものにはならない。企業は人間の寿命や世代を超えて…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第3章』【要約】

‐第3章 新たなる挑戦 まとめ‐ マネジメントは経済や社会を発展させる。一国の発展を成し遂げるうえでは、人間の活力や熱意が重要であり、それらを生み出し方向づけを行うのもマネジメントの務めである。また、多元化する社会のニーズを事業機会にするため、…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第2章』【要約】

‐第2章 マネジメント・ブームとその影響 まとめ‐ 第二次大戦後、各国ではマネジャーとマネジメントの育成・開発に向けた取り組みを体系的に推し進め、それを結果に結びつけることで経済と社会が急発展する。当時のマネジメント・ブームは終焉したが、社会の…

P.F.ドラッカー『マネジメント 第1章』【要約】

‐第1章 マネジメントの誕生 まとめ‐ マネジメントの誕生は現代において決定的に重要な出来事である。マネジメントとは近代組織に特有の要素であり、組織を中心に発展してきた先進国において組織が成果をあげられるかどうか、存続できるかどうかはマネジメン…

【要約】終章 成果をあげる能力を習得せよ

‐終章 成果をあげる能力を習得せよ まとめ‐ 第1章「成果をあげる能力は習得できる」と対になる構成。「できる(十分条件)」から「せよ(必要条件)」への転換。 エグゼクティブの自己開発は能力を身につけることだけではない。いかなる知識やスキルを身に…

【要約】第7章 成果をあげる意思決定とは

‐第7章 成果をあげる意思決定とは まとめ‐ 成果をあげる意思決定は意見(仮説)からスタートすること。現実に仮説を検証する際には有意性の基準を問い、評価測定の基準を厳しく設定すること。意思決定の際には、共通の理解と、対立する意見、競合する選択肢…

【要約】第6章 意思決定とは何か

‐第6章 意思決定とは何か まとめ‐ エグゼクティブは組織や業績に重要な影響を及ぼす意思決定を行うことが期待されており、意思決定が特別な扱いを受ける理由となる。意思決定は重要な問題に集中し、最高の概念水準でかつ戦略的に行うことを意識する。意思決…

【要約】第5章 最も重要なことに集中せよ

‐第5章 最も重要なことに集中せよ まとめ‐ 集中とは「真に意味あることは何か」「最も重要なことは何か」という観点から仕事について自ら意思決定をする勇気のことである。この集中こそが成果をあげるための秘訣であり、時間と仕事の主人となるための唯一の…

【要約】第4章 人の強みを生かす

‐第4章 人の強みを生かす まとめ‐ 組織は強みを成果に結びつけつつ、弱みを中和し無害化するための道具である。成果に関わるすべてのことについて、機会を育て問題を立ち枯れにすること。そのためには、人事、上司との関係、自身の仕事で強みを生かす姿勢を…

【要約】第3章 どのような貢献ができるか

‐第3章 どのような貢献ができるか まとめ‐ 成果をあげるためには貢献に焦点を合わせること。目線を目標に向け組織全体の成果に影響を与える貢献は何かを問い、責任を中心に据えること。貢献を意識することで、組織を運営する上でのコミュニケーション、チー…

【要約】第2章 汝の時間を知れ

‐第2章 汝の時間を知れ まとめ‐ 成果をあげる上での最大の制約条件は時間と認識すること。時間の活用と浪費の違いは業績と成果に直接現れる。「まったくしなかったならば何が起こるか?」を考え、「何も起こらない」が答えであるならば、その仕事は直ちにや…