P.F.ドラッカー『マネジメント 第13章』【要約】

‐第13章 例外とそこから得られる教訓 まとめ‐

公的機関・準公的機関ケーススタディのため、教訓のみの抜粋とした。

 

1. 例外 ~ 明治日本の教訓

・公的組織の舵取りをする人々は、組織の本分は何か、将来の本分は何か、何を本分にすべきかに関して、みずからリスクを伴う判断を下さない限り、一般受けのしない、意見が大きく分かれる施策に打って出られないのだ。

・公的機関の成果を高めるという仕事は、広く普及した伝統的なアプローチによっては達成できない。・・・(中略)・・・重要なのは、マネジメントの自律性と責任である。問題は、成果を出すために、成果にもとづいて経営資源が配分されるかどうかである。

 

2. 市場アプローチと社会主義競争

・市場による検証がうまく働けば、優れた活動をとおして成果が生まれる。・・・(中略)・・・報酬を活動ぶりや成果に連動させれば、優れた活動と成果を目指そうという気運が盛り上がるのだ。