P.F.ドラッカー『マネジメント 第14章』【要約】

‐第14章 公的機関の成果を高めるマネジメント まとめ‐

公的機関の分類・ニーズ等がメインのため、教訓のみの抜粋とした。

 

【筆者追記】

第Ⅰ巻をまとめ終わりました。インスタント情報がもてはやされる中、完全逆行?の本サイトを見ていただきありがとうございます。第Ⅱ巻以降も引き続きよろしくお願いします。

1. 公的機関における効率原則 ~ 統治を担う公的機関

・公的機関はすべて・・・(中略)・・・第13で紹介した諸組織の経営者やトップと同じ規律を、自分たちに課さなくてはならないだろう。

 

  1. 「何が本分か、何を本分にすべきか」を見極める必要がある
  2. 明確な目標を導き出す
  3. 優先事項が何かを徹底的に検討する
  4. 成果の尺度を設ける
  5. これらの尺度をもとに取り組みへのフィードバックを行う
  6. 目的に合わなくなった目標、現実不可能になった目標を洗い出す。・・・(中略)・・・それらの活動を切り捨てるための仕組みを設け、不十分な成果しかあがらない分野に資金や労力を費やすのをやめる

 

・失敗を問い直すよりも、過去の成功体験を洗い流す方がはるかに難しい。

・求められるのは(人材ではなく、筆者追記)制度である。

・公的機関に求められるのは、よりよい人材ではない。むしろ、マネジメントの仕事を体系的にこなし、自身はもとより所属組織を、成果を重視する方向へと意識して導く人材こそが求められている。